尺八修理の件
- 敏彦 大橋
- 6月16日
- 読了時間: 2分
2025/06/16
来月、7月に「世界の楽器セミナー」第4回 邦楽器編
をする予定なのですが
前々から”尺八はやらないのですか?”というお声が多々あり。
お高いので手を出して来なかったのですが、
今回、頑張って中古品を1万以下で入手しました。
届いたのは吹き口は大丈夫だったものの、本体はひび割れが
結構あり、ボンドの修理跡多数とテーピングが2ヶ所ありました。
本体も竹の根本部を使っていない普及品ですが、なんとか音は出ました。
そのあと手伝っているバンドメンバーから、昔旦那さんが使っていたのが
見つかったということで、鳴るかどうか分からないけど使ってということで
頂きました。もし鳴れば40年ぶりだそうです。
で、調べたところ、吹き口含め、本体までキレイに割れていました、
竹の根本部を使った、上下2分割出来る、高級品でしたが、
上下とも、ひび割れが多数あり、まったく鳴りませんでした。
1週間かけてすべての割れ部を木工ボンドで、塞ぎ、また補強しました。
結果、先の中古品よりも良い音が出るようになりました。
篠笛や龍笛、シチリキなどは蔓や糸を巻いて意匠を兼ねて補強して
あり、あまり割れているのは見かけません。
本体の竹がぶ厚くないのもあると思いますが。
尺八は分厚い竹をそのまま使っているので、どうしても経年変化で
割れてしまうのだと思います。
今度のセミナーでお披露目するのでお楽しみに...(^^♪
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